歯科医院で治療を受けたことのある方は、歯のレントゲンを撮影されたことがある方がほとんどだと思いますが、
実際に歯科治療において、レントゲンの撮影は欠かせません。
例えば、見た目に発見しにくい歯と歯の間の虫歯を見つけることができたり、
歯の根の先にできた病巣を発見できたりすることもあります。
また、私達歯科衛生士が歯周病の検査や治療を行う場合にも、重要な情報源になります。
歯周病の進行の状態や、現在の骨の量などを知る事ができます。
当院では、CTも導入していますので、インプラントの手術の際に必要となる骨の厚みや幅、
安全にインプラントを入れることができる深さや位置を細かく診断することができます。
また、親知らず抜歯の際の歯の根の状態や、神経の位置を確認できたり、
歯周病の進行具合もさらに詳しく診断する事が可能になります。
実際に撮影する際の放射線量を気になさる方も多いと思いますが、
当院で使用するレントゲンは全てデジタルで、従来の放射線量に比べ、最大10分の1程度で撮影することができます。
レントゲン撮影で、0.015mSv(ミリシーベルト)、
全顎のCT撮影でも、0.02mSv(ミリシーベルト)で、
日本での年間自然被爆量が1.5mSvなので、これと比較するととても少ない量ですので、
安心して撮影していただけます。
竹永 薫