ウォーキングブリーチとは神経を除いた歯に適応できる漂白方法で、歯の中に漂白剤(30%過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムの混合物)を入れて、歯の中から象牙質の着色を落とし、白くする方法です。
薬を神経のあった部分に入れて、セメントで蓋をします。
歯の色の変化をみて、通常2、3回薬を交換します。
左上の前歯が黒ずんでいます。これは虫歯が原因ではなく、歯の内側の象牙質の着色が透けて見えてしまっている状態です。
ウォーキングブリーチを開始しました。
前の写真から1週間後の状態です。
前回と比較すると、着色が薄くなりました。
しかし、まだ他の歯と比べると色調に差があるため、もう一度薬を入れかえます。
他の歯と調和がとれるぐらいまで着色がなくなりました。
このケースは3回薬を入れかえてこのような状態まで回復することができました。