かみ合わせ

咬合平面の修正

こんにちは、今日は長年かけて咬合平面(咬み合わせの頭の骨に対する面)がずれてしまった症例です。

 

咬合平面とは咬合平面とは、「有歯顎者の下顎中切歯切縁の接触点と、左右下顎第二大臼歯遠心頬側咬頭頂の3点によって決定される平面」です。

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上図のように咬合平面とは頭の骨・顔の特定のポイントに対し個人個人決まっているものです。

下記写真の患者様も長年にわたり咬合平面がくるってしまったため、咬みにくいなどの症状が出た為、今回全顎的な治療を行うこととなりました。

今回の場合まずは、型をとる時理想的な平面がわかるようにフェイスボウ・チェックバイトという操作を行い、仮の歯、治療用義歯を同時に作製しました。(治療用義歯は保険適用外です)

写真の上段が初診時の状態です。

そして下段が仮の歯を入れた状態です。

この状態では咬合平面の修正のみで、咬み合わせの調整は大まかな調整のみです。

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今後時間をかけて咬み合わせの微調整、歯周病・虫歯の治療を行っていきます。

このような特殊な処置も当院では行っています。(できればここまで放置はしない方がいいのですが)

咬み合わせでお困りの方当院へのご来院おまちしております。

赤坂の歯医者【赤坂デンタルオフィス】土日診療/平日夜8時半

日付:  カテゴリ:かみ合わせ, 症例集

咬合平面

『咬合平面』とは簡単に言うと『歯並びをひとつの面としてあらわしたもの』です。

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 理想的に綺麗な平面をしているものもあれば、病的に凸凹しているものまでさまざまです。

 

 咬合平面が乱れていると顎を横に動かしたときに奥歯に不当な力がかかってしまいます。

これを『干渉』と言います。

干渉が起こることで歯自体に痛みが出たり、顎の関節に症状(痛み・関節音等)が出たりします。

 

平面の修正はいろいろな方法がありますが今回は矯正で修正した症例です。

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一見問題のない歯並びに見えますがレントゲン上では下のような写真になっています。

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赤い線は現在の咬合平面をあらわしています。下方に膨らんで上方に跳ね上がっていていわゆる病的な咬合平面です。

青い線は理想的な咬合平面をあらわしています。赤い線に比べてカーブが緩やかです。治療終了の目標になります。

黒い矢印は咬合平面を修正せずに被せ物を作製した為、歯の高さが足りない状態をあらわしています。

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治療計画として赤枠の歯を矯正の力で矢印の方向へ持ち上げます。

右側のバツ印は咬合平面を著しく変形させる歯であり、汚れも溜まりやすく親知らずのため抜歯となりました。

左側のバツ印は虫歯の侵食が著しく保存が不可能な状態でした。

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赤枠の歯を矢印の方向へ持ち上げます。

 

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矯正装置が入った状態です。

 少し違和感がありましたがすぐに慣れていただきました。

もともと清掃が上手な患者様でしたので装置に特別汚れが溜まることはありませんでした。

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矯正後のレントゲン写真です。期間として17ヶ月かかりました。

けして短くない数字ですが余分に歯を削ったりすることなく並びを整えることができました。

 

抜歯したところはインプラント処置を行いました。

あとは下の歯に最終的な被せ物を入れて処置は終わりになります。

 

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