日付: 2013年11月17日 カテゴリ:症例集, 虫歯治療
虫歯治療
小さな虫歯への対応
前歯のコンポジットレジン
治療前の写真です。
以前治療したコンポジットレジンの色が暗く、あまりキレイとは言えません。
虫歯を除去しました。(以前治療した部位は比較のため残してます。)
このような突き抜けている窩洞は、光を通しすぎてしまう為、コンポジットレジンが
暗くなりがちです。
そこで数種類のコンポジットレジンを使い、天然歯の内部構造に近似させるように
それぞれの厚みをコントロールしながら詰めていきました。
今回治療した部位は、暗くならずに馴染ませる事ができました。
日付: 2013年6月13日 カテゴリ:審美歯科, 症例集, 虫歯治療
親知らず→矯正→ブリッジ。
ブリッジという治療方法は、歯を抜いたところ(欠損部)に入れるダミーの歯を被せもので固定する方法のことです。そのため、抜いた歯の両側に健康な歯が残っている必要があります。また、ダミーの歯はなるべく小さいほうが、固定をしている歯に負担が少ないため、1本程度の欠損に適応されることが多い治療方法となります。
むし歯と歯根の先の病気のために歯を2本連続で抜くことになりました。2本連続の欠損では支える歯に大きな負担がかかるため、部分矯正を行うことで親知らずを利用したブリッジを行うことになりました。先ずは、親知らずを正しい向きに直すために、ほっぺた側に回転させながら、欠損部の隙間を小さくするために手前に徐々に引っ張ります。
安定したブリッジを作れる場所に親知らずが移動してきたので、支えとなる2本の歯の平行性がとれるように親知らずを起こしていきます。
上のレントゲンでは、左下の奥歯に大きな膿の袋を認めます。残念ながらこの歯は抜歯になってしまいました。そこで、安定したブリッジ治療を行うために矯正治療を行い、1番左側にあった親知らずを、約歯1本分右に移動しました。支えとなる歯の平行性も取れていると思います。
抜歯前 矯正治療後
仮歯装着時 ブリッジ装着時
術前 術後
今回はメタルボンドクラウンを用いたブリッジで治療を行いました。表面はセラミックを使用することで審美性に優れ、中にはフレームとして金属を用いていることで強度を出し、また、適合に優れた被せものを作ることができます。
安定して長い間使用していただけるように、メンテナンスもがんばりましょう。
RF
上の前歯(4本)に詰め物がされていますが、適合不良になっており、
審美的に影響がでています。昔に外傷により前歯がかけてしまった際に、
詰め物による治療をしたそうです。
この方の希望は、できるだけ短期間で審美的にして欲しいとのことでした。
写真の黄色の部分が詰め物になっている状態です。
一度、詰め物を削り取り、やり変える必要があります。
術後の状態です。
1回の来院時に、前歯4本の治療を行いました。
この治療法は1回でできる治療なうえ、歯の削除量も最小限で行えることのできる治療です。
以前(前医)行われた治療法とやり方は同じですが、
この方法は技術的に差がでやすい治療です。
しかし、確実に丁寧に行えば審美的に短期間で行える治療だと思います。
以上の治療により、患者様に満足していただけました。
日付: 2012年11月17日 カテゴリ:審美歯科, 症例集, 虫歯治療
全顎治療
今回は虫歯の治療を主訴に来院した患者様の症例の紹介となります。
初診時の口腔内写真とレントゲン写真になります。
下顎の前歯を除き全体的に虫歯・不適合の差し歯の存在を確認できました。
虫歯の除去を行い仮の歯を入れた状態が次の写真の上段になります。
下段の写真は今後、前歯最終的な被せ物を入れたときに、咬みこみが深いため問題を起こしてしまうため、かみ合わせを挙げている写真になります。
前歯にフィルムのようなものを咬んでもらい、約1mmのかみ合わせを挙げました。
続いての写真は小矯正の写真になります。
下顎前歯は虫歯は無かったのですが、歯並びが若干ずれてしまっているため綺麗に並べることを目的に行いました。
小矯正を行いながら、上顎前歯の歯間乳頭とよばれる部分の審美的な調整をおこないました。
この歯間乳頭をいかに綺麗に仕上げるかによって最終的な被せ物が綺麗に入るかが決まってきます。(血が苦手な方は見ないでください)
外科処置後歯と歯の接合部分(コンタクトポイント・エリア)の調整を仮の歯で行います。
日本人・西洋人等骨格に合わせて、顎の骨の一番高い所から適切な接合部分を設定することのよって仕上がりに差ができます。
歯周組織の回復を待った後に最終的な被せ物を入れていきます。
試適時にX線写真を撮影して適切な接合部分が得られているかの最終確認を行います。
問題なく仕上がったために最終的な被せ物をセットしました。
次の写真が最終的な状態です。右の写真は下顎前歯を矯正したため後戻り防止のためのリテーナーという装置です。
ここまで、約1年10ヶ月本当にお疲れ様でした。
ここから先はメインテナンスに移行します。頑張ってメインテナンスを行いましょう。
最後に治療前・後の写真となります。
部分矯正と虫歯の治療
部分矯正とは1〜数本の歯を対象に、隙き間を閉じたり、傾斜や捻転を改善したり、骨の中から歯をわずかに引っ張ったり、逆に押し込んだりするような、歯の小移動のことです。
日付: 2012年1月20日 カテゴリ:症例集, 矯正歯科, 虫歯治療
ボロボロになる前に歯医者に行きましょう
みなさん、定期的に歯科医院へ通っていますか?今回の症例は、仕事が忙しく歯医者に行く時間が作れなくて放置してしまった症例です。 初診時のレントゲン写真と口腔内写真です。どこで噛んで食事をしているのか歯科医である私にもわかりません。まずは、保存可能な歯と不可能な歯をしっかり審査していきます。残念ながら上顎は左側を除き、保存不可能と判断しました。
初期治療が終了した写真が下記になります。仮の歯・入れ歯を入れて食事ができる様になりました。
ここまでくるのに約1年かかっています。ここからかみ合わせの微調整を行い、それを最終的な人工物に置き換えていきます。 最終的な状態が下の写真になります。
このように修復することは可能ですが、もう少し早く歯医者に来ていれば、抜歯を回避できたと思われます。治療した歯が多ければ多い程しっかりメインテナンスを行いましょう。人工物に絶対はありません。お口は第一消化器官です。健康はお口から!
日付: 2011年11月21日 カテゴリ:症例集, 虫歯治療
小さな虫歯の処置
今日は小さな虫歯の処置の例です。
ご存知かと思いますが、一度出来てしまった虫歯は放置していても自然に治るということはありません。
そこで小さければこのように処置ができる例をあげさせていただきます。
下の写真は治療前・途中・後の写真です。
上記の写真は保険内治療を行ったものです。
コンポジットレジンという樹脂(プラスチック)に強度を与える為にガラスフィラーというものを混入させたものを削ったところに詰めました。
今回は歯に近い色を出す為2種類の色と2種類の固さの違う樹脂を用いています。
勿論このように仕上がる事ばかりではありませんが・・・
小さい虫歯であればこのような審美的にも良い材料を用いて処置が可能です。
大きくなってからは、銀歯になり見た目も悪くなってしまいます。(大きくなれば予後も悪くなります)
小さいうちに虫歯の処置ができるように、検診は忘れずに行きましょう。
日付: 2010年12月1日 カテゴリ:審美歯科, 症例集, 虫歯治療